雁ノ巣飛行場とは、現在の福岡県東区の海の中道にある雁ノ巣レクレーションセンターの位置にあった飛行場のことである。この飛行場は 昭和11年に民間用の空港として建設された。昭和14年には、大陸への交通の要所であり1100メートルの南北の滑走路があった。 戦後になるとにアメリカ軍により接収されBRADY AIRBASE として使用されていた。この頃の滑走路は約千メートルの2本の交差滑走路があった。戦前に作られた飛行機の格納庫が東側の海に近い部分に2棟 残っていたが、香椎からのアイランドシティー経由の橋ができたために平成12年秋に完全に撤去されてしまった。現在は、ここが飛行場であった ということを知ることのできるものはほとんど無い。しかし、よく探すと滑走路の跡が部分的に残っている。またぐルービングといい ブレーキがきくように滑走路には模様と溝が切ってあるが、この溝は滑走路と直行する形で刻まれているので滑走路方向を知ることができる。 その他に、滑走路の側溝や誘導路の跡、建物の土台や、海上への傾斜した道などがレクレーションセンターの中および、その周辺に残っている。
赤い点をクリックすると現在の様子が表示されます。(製作中)
滑走路跡はほとんど残っていません。しかし、グランドの端の芝生の中や道のはずれの草地などコンクリートやアスファルトの滑走路や誘導路の跡を発見する
ことができます。滑走路や誘導路の識別はグルービングという溝が滑走路、誘導路に直行するかたちで切り込まれています。これにより方向を知ることができます。
滑走路の幅は極めて広くなっていますが実際は、このグルービングのある中心部分とその周囲の溝のない部分から成っていて、その外側には排水用と思われる
側溝があります。また、部分的にコンクリートの側溝の蓋は、アスファルトで覆われています。これは、きっと滑走路と誘導路の境界でこの上を航空機が
移動したものと思われます。2本の滑走路の交差部分すなわちサイクリングロードを挟んだ両側が一番この滑走路跡が残っている面積が多いと思います。